中国製鉄フランジとJIS規格について

■鋼板の規格「SS400とQ235B」について

　SS400は日本工業規格の一般構造用圧延鋼材(JIS G3101)で、SSは「Steel Structure」の略、400は「引張強さで400Mpa以上」を意味しています。日本の「JIS G3101」に相当するものが中国国家標準の「GB/T700」であり、通称「Q235B」と呼ばれています。

　下表で示すようにSS400とQ235Bの規格値は若干の違いがあります。　JFDフランジは、第三者機関による材料試験によってSS400として問題がないと証明された鋼板を使用しており、材料規格はSS400に適合しております。

種類の 記　号	化学成分％
	C	Si	Mn	P	S
SS400	-	-	-	≦0.050	≦0.050
Q235B	≦0.20	≦0.35	≦1.40	≦0.045	≦0.045
JFD試験鋼板	0.16	0.19	0.38	0.027	0.023

種類の 記　号	引張試験（鋼板厚さmm　16＜t≦40）
	降伏点又は耐力　N/mm2	引張強さ N/mm2	伸び
			％	試験片
SS400	235≦	400-510	21≦	1A号
Q235B	225≦	370-500	26≦	GB/T2975
JFD試験鋼板	251	414	31	1A号

• ※第三者機関（三造試験センター）による材料試験報告書は、こちらをご覧ください。
  　・中国製鋼板の材料試験報告書
  　・試供材の外観（化学成分析用 試料採取後）
  　・材料の化学成分分析
  　・材料の機械試験
  　・断面拡大マクロ，ミクロ組織試験
  
• ※中国国家標準「GB/T700-2006」の規格につきましては「GB/T700-2006」PDFファイル（中国語）をご参照ください。

■JIS相当品表記について

　JFDフランジはJIS認定工場では製造しておりませんが、JIS規格に適合しており、JIS相当品と表記しております。予めご了承いただいた上、ご購入下さいますようお願いいたします。

　中国でのJISフランジ認定工場は、中国全土で現在のところ3工場となっております（平成26年9月30日当社調べ）。そのうち、鉄フランジでのJIS認定工場は１工場だけで、その他のメーカーより輸入される中国製鉄フランジはJIS認定品（JIS 刻印品）では、ございません。

■ミルシートについて

　JFDは、ミルシートを作成し、納品時にご提供しております。
　JFDで使用する鋼板(Q235B)は、SS400規格値を満たしている鋼板のみを使用しており、ミルシートの材質欄にはSS400と記載しております。　なお、ミルシートのサンプルにつきましては、以下のリンクより画像ファイルを開いてご確認ください。

• ・SS400 10K SOP-FF 400A
• ・SFVC2A 150LB SO-RF 10B

■ＪＦＤ直販ショップ『ふらんじ屋』

※画像をクリックすると『ふらんじ屋』を別ウィンドウで表示します。